床 空門風自涼
香盒 螺鈿 星花
水壷 染付 手桶
棗 錫 替 丸銀河
茶盌 朝鮮唐津 源左衛門
替 平瑠璃釉 八木海峰
茶杓 銘 颯々 菱田賢治
蓋置 蟹 高岡銅器
建水 志野 寿扇
主菓子 水無月 宗敦
器 古唐津二点
干菓子 星の橋 豊島屋 そばせん すや
器 義山 短冊皿
服紗 鵲
点心 花扇大増
酒 ささにごり
飛切り 天領酒造
土曜のお稽古では、
引越しの為、お稽古が最後となる小沼さんの為に
ご本人にはサプライズで送別茶事を行いました。
先ずは、
「小沼さんを茶人らしく、皆で送りたい」と
発案された、海老原さんの後記をご覧下さい。
床 つゆ雲のすそをほぐして夕明かり 宗離句
花 浜木綿 半夏生
木曜のお稽古では、宇井さんが和菓子の教室で作られたという生菓子を2種、持って来て下さいました。
見た目にも美しく、味も美味しく、
皆大喜びで頂戴しました。
また、木曜の方々にはお稽古を早めに終え、
神奈川県立歴史博物館へ勉強に行って頂きました。
鈴木容子さんに詳しくレポートを書いて頂きましたので、
下に有難く掲載させて頂きます。
床 気心腹口命
花 浜木綿 虎の尾
今月、焼き物は唐津の勉強をしています。
お稽古は先週に引き続き短冊箱を。
皆様の書かれた短冊を楽しんでいます。
今週も娘が花を入れました。
また迷いなく、スッスッと入れ終えると
「おそとみたい♪」
と喜んでいました。
「花は野にあるように」
といえば利休七則の三番目。
花を入れる際は、
その花が野山に咲いていた状態を感じさせる姿に入れるように、
という意味ですが、
娘にそれを教えた覚えはありません。
利休七則
一、茶は服のよきように点て
二、炭は湯の沸くように置き
三、花は野にあるように
四、夏は涼しく冬暖かに
五、刻限は早めに
六、降らずとも傘の用意
七、相客に心せよ
どれも意味の理解し易い、シンプルなものですが
そのシンプルを実践するのは中々難しいものです。
ただ、利休が言語化した茶道の心得は、
「自然である」ということであり、
それは三歳のこどもですら共感し得る普遍的な価値観である
ということなのだと思います。
成長するにつれ、色々な知識や経験を纏うにつれ
その自然の道理が見えづらくなっていくものです。
そんな私たちに基本を思い出させてくれるのが
利休七則であったり、禅語の数々であったり
そして自然を体現してくれる幼い子供たちの姿であったりするのですね。
床 くし
花 紫陽花、七竈、金糸梅
釣花入
今週から、短冊箱のお稽古に入りました。
それに伴い、
社中の皆様には短冊に俳句や短歌を書いてきて頂いています。
今回、床には三歳の娘の書を掛けさせて頂きました。
それに因み、座学では日本神話に登場する櫛について紹介しました。
花も、最近花寄せで花を入れる楽しさに目覚めた娘に選ばせ、自分で最後まで入れるように指示しました。
花入が三日月のようだと喜んで、楽しそうに入れていました。
床 逢花打花
志野のお勉強、最終回は、
鈴木富雄「耀う志野」を扱いました。
写真の床の間で、花入れの前にある大ぶりの茶盌は、数年前に偶然通りかかった個展で
私が一目惚れし、求めたものです。
ずっと名前がありませんでしたが、今回
「雲海」と名付けました。
同先生作の花入れと湯呑を使い、渋谷さんから今回も沢山の花を頂戴して、花寄せを行いました。
今回は平家詞曲研究室の鈴木まどか先生にもご参加頂きました。
そして、まどか先生の視点で花寄を文章にして頂きましたので
有難く下に掲載させて頂きます。
下の記事に載せた通り、
渋谷さんより沢山の美しい花々を頂きました。
白いお花が多かったこと、今月は旧暦の卯月で
志野茶盌の国宝、卯花墻を扱うこと等
様々な条件が重なりましたので
土曜のお稽古では急遽、
最初に花寄を行うこととしました。
(上と下の写真がbefore afterとなって
おります。)
その様子について、小沼さんが教養と情感に
溢れる素晴らしい文章で纏めて下さいました。
下に掲載させて頂きます。
床 薫風自南来
花 卯の花
庭では卯の花が満開になりましたが、
渋谷さんより、美しい季節の花々を沢山頂きました。
これにより、2日後のお稽古の内容を変更することにしました。
18日
床 光悦を夢に昼寝の伽羅枕 川喜田半泥子
花 一入 満天星 蘇芳
花入 短冊篭
23日・24日
床 歌川広重 名所江戸百景 水道橋駿河台
初節句飾
床 山花開錦似
花 山吹
脇床 ほろほろと山吹散るか滝の音
今回、床の作品を担当されたのは
着物のプロ、川合さんです。
春になり、一斉に花が咲き誇り、
生命の活力漲る様子が錦のようだという禅語ですが
錦とは金襴の布地のことであろうと、
そして金襴の織物を当時知っている人たちはどれ程いたのだろうと、時代に思いを馳せていらっしゃいました。
言葉そのものの意味に加え、書かれた背景を慮ることで
難しい禅語もぐっと身近なものとして感じられるようになるのかもしれません。
寄付 木製香盒 丹頂鶴 筍
高校時代から現在までの写真
床 寿 圓大院日政 権大僧正筆
花 浦島草 二人静
花入 益子焼
香盒 紙釜敷
釜 糸目釣釜
棚 徒然棚
水壷 染付色絵 桃花山水図
茶入 肩付
仕覆 道元緞子
茶杓 銘「和」 一位
茶盌 好日 井戸 景善教造
同 福寿 黒楽 松楽造
菓子 花籠 青柳
器 木皮
濃茶 式部の昔 小山園
棗 木地物「いぶき」
茶杓 干支
茶盌 干支 赤尾陶象造
同 萩焼
同 自作 鎌倉泉窯
干菓子 春の琴 ばいこう堂
器 鎌倉彫