床 くし
花 紫陽花、七竈、金糸梅
釣花入
今週から、短冊箱のお稽古に入りました。
それに伴い、
社中の皆様には短冊に俳句や短歌を書いてきて頂いています。
今回、床には三歳の娘の書を掛けさせて頂きました。
それに因み、座学では日本神話に登場する櫛について紹介しました。
花も、最近花寄せで花を入れる楽しさに目覚めた娘に選ばせ、自分で最後まで入れるように指示しました。
花入が三日月のようだと喜んで、楽しそうに入れていました。
花を入れ終えた後、五七五も考えていました。
「お花さん三日月とこであそんでる」
ゆらゆらと揺れる花入が公園の遊具のように感じたのでしょうか。
周りの大人が詠んでいるのを真似たようです。
娘に限らず、この時期の子どもの吸収力には目覚ましいものがありますね。
土曜日の花は、木曜日とは違うイメージにしたかったようです。
ホタルブクロは、蛍が入って明りになったり、
野ねずみや妖精の帽子になったり…
子どもの夢が膨らむ花ですね。
私も幼い頃大好きでした。
勢いに乗った娘は小間の花も入れました。
上野焼の花入は、マラカスのような形をしていて
少しクセがあります。
花の選択を間違えるとどう頑張っても恰好がつかなくて
私は苦戦することがあるのですが
娘はぱっぱと2種、3本を選び、
あっという間に入れ終えると一言。
「おはなさん、喜んでるね?」
純粋な子どもの感性には叶わないなと思いつつも
見習うべきところがたくさんあると痛感した母でした。
コメントをお書きください