6/30_7/2 ふみくらの

床 ふみくらの庭や緑の滴れる

花 蛍袋 藪茗荷

 

今年最後の短冊箱の点前をしました。

また、社中を2グループに分けて連句に取り組んでいましたが、

漸く完成し、皆さまにお配りすることが出来ました。

 

どうして茶道教室で連句なのだろう、

こんなに苦しまなくてはいけないなんて…

 

俳句と違い、様々な制約の中で句を捻るということは

初心者の私たちにとってはとても大変な作業ではありましたが、

終わった後、達成感のこもったお言葉をいくつも頂戴しました。

 

茶道と連句の共通項は歴史を見ても分かる通りですが

日常のあらゆる場面における風流へアンテナを張ること

季語への理解を深めること

型の中に美があること

36歌仙の流れは茶事の流れと呼応していること

それらを踏まえて

前句までの流れに呼応して句を添えることは

茶席における一期一会の問答と符合します。

 

これからも折に触れて皆さまと共に学んでいきたいと考えておりますので

どうぞご協力の程、宜しくお願い致します。

 

そして、大役を引き受け、乙亥会の連句と正面から向き合って下さった海老原さん。

連句の楽しさと深さを教えて下さり、本当に有難うございました。