7/16_18 白雲抱幽石

床 白雲抱幽石

花 谷渡り(人工衛星の木)

花入 李朝瓶子


先週に引き続き祇園祭の道具組でお稽古をしました。

床は、白雲抱幽石。

人里離れた深い渓谷。

入道雲が沸き上がり、巨大な岩肌をそっと包み込む。


実際にそういった景色の中に身を置くことは中々難しいものです。

それでも、先週の続きのようですが、

この壮大な景色の中に自分がいるのを頭に思い浮かべてみれば

自分の身体も白雲に包み込まれていきます。

毎日のうだるような暑さを忘れ、スッと浄化されたような気持になるでしょう。

ですから毎年、夏になると掛けたくなる禅語です。


花と花入は、その禅語が持つ世界から選びました。