床 廓然無聖
花 槿 祇園祭
花入 細宗全籠
香盒 団扇 翡翠図 神代杉
お稽古では席を二つ設えました。
一つは、山鉾席。京都八坂の祇園祭に因んだものです。
もう一つは、山笠席。博多の祇園山笠祭に因みました。
山鉾席には、長刀鉾の棗や祇園祭図の菓子器を用いました。
山笠席には福岡の高取焼の水壷や蓋置を。
床は、廓然無聖。
廓然とは、雲一つない、カラッと晴れ渡った空のことです。
そこには聖も俗もありません。
迷いや拘りを一切棄てて
澄み切った空のようにさっぱりとした心持になることができたら・・・。
日常生活を送る中でいつもそのようにいることは難しいかもしれませんが
ふとした時に、廓然=真っ青に広がる空をイメージするだけでも
気分が晴れやかになるかもしれませんね。
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