床 気心腹口命
花 浜木綿 虎の尾
今月、焼き物は唐津の勉強をしています。
お稽古は先週に引き続き短冊箱を。
皆様の書かれた短冊を楽しんでいます。
今週も娘が花を入れました。
また迷いなく、スッスッと入れ終えると
「おそとみたい♪」
と喜んでいました。
「花は野にあるように」
といえば利休七則の三番目。
花を入れる際は、
その花が野山に咲いていた状態を感じさせる姿に入れるように、
という意味ですが、
娘にそれを教えた覚えはありません。
利休七則
一、茶は服のよきように点て
二、炭は湯の沸くように置き
三、花は野にあるように
四、夏は涼しく冬暖かに
五、刻限は早めに
六、降らずとも傘の用意
七、相客に心せよ
どれも意味の理解し易い、シンプルなものですが
そのシンプルを実践するのは中々難しいものです。
ただ、利休が言語化した茶道の心得は、
「自然である」ということであり、
それは三歳のこどもですら共感し得る普遍的な価値観である
ということなのだと思います。
成長するにつれ、色々な知識や経験を纏うにつれ
その自然の道理が見えづらくなっていくものです。
そんな私たちに基本を思い出させてくれるのが
利休七則であったり、禅語の数々であったり
そして自然を体現してくれる幼い子供たちの姿であったりするのですね。
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