9/18_20 看脚下

 

*管理人宗敦産休中の為、社中の方にお稽古レポートをお願いしています。

 

 

  

すっかり秋めいて参りました。

今週も先週に引き続き丸卓の飾り棚、風炉の炭手前等のお稽古をしました。

 

 

今週のお軸は『看脚下』(かんきゃっか、あしもとをみる)。

お軸を書かれた小美濃昭子さんによりますと、

 

『足元の履物をきちんと揃えたか、

まず始めにその姿勢を正してから物事にあたれ』

 

という意味の禅語だそうです。

足元がしっかりしていれば不安も無くなる。

そうすれば道も踏み外さず、前へ進んでいける。

お稽古にも実生活にも当てはまり、

座右の銘にもしたくなる禅語ですね。

 


20日(土)はお彼岸の入り。

宗敦先生がお嬢さんの美琴ちゃんと

おはぎを作って振舞って下さいました。

もちもちのお餅にほどよい甘さのあんこ。

そして、香ばしさ漂う黒ゴマ。大変おいしくいただきました。

寄付きからお床、小間席も萩があしらわれておりました。

萩一色です。

 

「万葉集」に出てくる花では梅と双璧をなしているのが萩です。

古来より日本人に愛されてきた萩。

花一輪を手にとってみても、それほど美しいと思いませんが、

萩が秋風に身をゆだねている様子は、

たおやかな乙女のようで風情がありますね。

これからも、和の心を大切にお稽古に励んで参りたいと思っております。

 

文章担当:小沼久美子