*管理人宗敦産休中の為、社中の方にお稽古レポートをお願いしています。
久しぶりに書道家の坂部青峰先生がお見えになりました。
ご多忙だったとのことですが、
坂部先生がお見えになると部屋がぱっと華やぎ
活気に満ち溢れた空気で一杯になり、
改めて先生のパワーに感心しました。
今日のお軸は先生の筆によるものです。
木の間より もりくる月の 影みれば
心づくしの 秋は来にけり
古今和歌集・詠み人知らず
日常の雑事に追われ、
季節の移ろいに気持ちを向けることも少なくなってしまいましたが、
せめてお稽古の時間だけでも、ゆっくりと共に季節を味わいたいものです。
今回は土曜がお稽古日の小寺さんのレポートを元に勉強をしました。
高桐院について
細川家の菩提寺。細川忠興により慶長6(1601)年に建立。
高桐院の書院は千利休の邸宅を移築したと言われている。
細川ガラシャ夫人の墓もあり、墓石は石燈籠。
豊臣秀吉と忠興の二人に請われたため、利休はわざと裏面を欠き壊れ物とした。
後に、利休切腹の際、改めてこれを忠興に贈ったと言われている。
見事な紅葉で有名。年間六万人もの人が訪れるそうです。
高桐院には歌舞伎の始祖・出雲の阿国の墓もある。
お棗は、小寺さんがヤフーオークションで落札された竹製の物です。
お稽古の半ばに、宗敦先生が誕生間もない慧士君を連れて見えられました。
全員の歓声が、しばし静寂を掻き消しましたが無理ありません。とてもかわいいのですから。
新しい命に、皆が祝福。秋の気配色濃く、すべてが充実したお稽古でした。
担当:鈴木容子
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