床 雪満天 鈴木一耕
花 蝋梅 小菊
花入 備前鶴首
2013年最後のお稽古でした。
毎年初釜で皆様に提出して頂く年頭の言葉や、
今年亡くなられた小林宗離さんの追悼文集、
1年かけて親しんだ十牛図の一覧等を並べ、
今年の振り返りを致しました。
十牛図は、十月のお茶会のテーマでもありましたが
今年社中の皆様が書かれた禅語でも
その言葉は十牛図であれば何番目にあたるかということを意識して頂きました。
言葉そのものの意味から当てはめられた方
ご自身の状況に照らされた方
アプローチの道は異なれど
各々これまで以上に十牛図を身近に感じて頂けたのではないでしょうか。
十牛図は悟りを開く過程を10枚の絵で表したものですが
茶道の修行や、人生に置き換えることもできます。
私自身、今年は般若心経と共に十牛図の本を読み漁り
研究をして参りましたが
十牛図を知ることは
謙虚になる、前向きになる、他者への尊敬の気持ちが強まる等
様々な良い効果があるように思います。
禅語を十牛図に当てはめることは来年以降も続けて参ります。
この試みが社中の皆様の心持にとって少しでもプラスになります様に。
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