床 花/老少不定
小間 藪茗荷他
花入 肥後 上野窯 十三代浩平
茶盌 細川護熙 黒楽 小井戸
先週に続き、今週も手桶と釣瓶のお点前を行いました。
床は、5月にお稽古に復帰された宇井さんのお母様が描かれた花の絵と、
ご本人の筆です。
宇井さんは平成六年から二十年間、禅語や作品を書かれてきました。
乙亥会として発足する前からお稽古に来られていたので、
禅語を一覧にまとめると、そのままお教室の歴史を振り返るようです。
お稽古では、細川忠興をお勉強しました。
それに合わせて、
宇井さんと同じく長年乙亥会を引っ張って下さっている松井さんにお茶盌をお持ち頂きました。
細川忠興の子孫である細川護熙作の2点。
楽茶碗は、所謂黒楽と言われるものとは風合いが異なり、静かに枯れた色味がとても上品でした。
小井戸も、優しい佇まいと落ち着いた梅花皮から、細川家の侘びについて想像が膨らみました。
そして
今回お勉強した細川忠興(三斎)。
慶長7年に小倉城の初代藩主となるのですが、
その際城のある豊前に招かれ、窯を開いたのが高田焼上野窯。
小間で初使いした花入は、その上野窯の十三代作です。
(詳しい解説は高田焼のHPに載っています)
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